ラクトフェリンとは

ラクトフェリンは、お母さんの初乳に多く含まれている多機能性タンパク質であり、産まれたばかりの赤ちゃんは、初めて飲む母乳によって免疫システムが活性化され、感染症から守られます。

またラクトフェリンは牛乳にも含まれており、含まれる濃度は人乳の10分の1程度ですが、大量に手に入る牛乳のラクトフェリンを活用して、人間の健康に役立てることができます。

ただしラクトフェリンは熱に弱いため、加熱殺菌された市販の牛乳ではほとんど壊れてしまい、微量しか含まれていません。

さらにラクトフェリンは小腸で吸収されますが、普通に摂取すると胃液で分解されて小腸に届かないため、思ったほどの健康効果が得られないのが現実です。

そのため、牛乳のラクトフェリンを人の健康に役立てる試みがなされており、中でも注目されているのがラクトフェリンに特殊なコーティングを施し、胃では溶けず腸で溶けるようにする技術です。

この特殊なコーティングを施せば、胃で分解されず腸で吸収されるようになるので、ラクトフェリンの健康効果が有効活用されることが期待できます。